カテゴリー: poem

『味わおうね』


たくさんの人々がいる街を歩いてて
ふっと孤独になることがある
こんな気持ちを味わうのは嫌だけど
味わおうね
人よりずっとやわらかくて
気をつけないと感じられないけど
木はとても安らいだ波長を出してる
味わおうね
木はそれぞれ違うよ
ケヤキはとても気品がある
ヴァイオレットに近くてちょっと強い
刺激される
銀杏は包み込むような優しさを持ってる
甘えることができる
ポプラは遊びたくなる
プラタナスは
女性みたいな香りで抱きしめてくれる
ちょっと歩く速さを遅くして
ゆっくり眺めながらいくと
みんな挨拶してくれる
時には 
あまり光が届かない
寂しそうな木もいるけど
特にね
まだ葉っぱが出てない頃 
もう少しで若葉が出てくるって頃
これからふいてくる葉っぱのエナジーが
見えることがあるんだよ
ふんわりと黄緑っぽく
そしてちょうど
芽がふいてきた頃に見ると
感激しちゃうよ
あ 
あの時見たエナジーが
形になってるって
こころの「痛み」にたいしても
無抵抗無防備であれば
胸を鋭い矢が
突き抜ける感覚だけど
抵抗したり逃げたりするほど
「痛み」は
奥深くにひろがって渦を巻く
味わっちゃおうね
そのままでいいんだよ
そんな声が聞こえてきた
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