カテゴリー: つぶやき

限りなく平行線に近い会話

たまに話が平行線のまま
お互い話が通じてると思って
会話してしまうってことあるよね(ないかな?)
あれは小学校をあがったばかりの中1の春
学校から帰って来る道すがらだった
声を掛けられた 後ろから
振り返ると白い車に乗ってるサラリーマン風の人だ
道を聞かれるのかと思って近づいた
乗って教えてくれない?なんて聞いてきたら誘拐犯だ
そう思いつつ近づいていったら
「きみ、男知ってる?」
と聞いてきた


思わぬ質問にもしかしたら聞き間違えたのかもしれない、
とも思った
誰か探してるのかもしれない
「はい。」 と答える
「何人知ってるの?」
?!なにを聞いてるんだろう
クラスメートは全員で三十何人かだからその半分として…
でも全員名前覚えたわけじゃないし 
「十五人くらい」
するとその男はう~んと唸って腕を組んで何か考えてる
「それじゃ、今から話をするから 
怒らないで聞いて欲しいんだ。」
なんだろう。一体なにを話したいんだろうか。
自分の子供でもいて会いたいけど
ひどい事をしたんだとかそんな話でも
飛び出してくるんだろうか 
なにか事情があるのだろうか
するといろいろしゃべり始めた 
だけど一体なにをしゃべってるのかよくわからない
聞いたことの無い単語を頭の中で覚えようとしていた
ひとしきりしゃべり終わってから
「悪いけど、隣の助手席に座ってくれない?
なにもしないから」と言う
「…。」
「誓ってなにもしないから。
ただ見ててくれるだけでいいんだ。」
あっ これは誘拐犯だ!大変っ 車から離れはじめる
「あれ?大丈夫だから。ティッシュ持ってない?」
そう言ってそれを口実に車に乗せようとしてるんだわ
逃げなきゃ!その場から離れて家の方角へ走った
どきどきした 車で追い掛けてきたらどうしよう
でも車はそこにいたままエンジンをかける音も
聞こえてこなかった
ほっとしたのは家に着いてから
翌日、学校で友人にこの出来事を話した
「バッカじゃないのーっ!」と怒られた
数日後、なんと学校へ行く途中であの男が
歩いているところを見掛けた
その男はこちらに気付いて
逃げるように足早になって去って行く
あのねーっ、違うのよ!(男知らない)と
言いたい気持ちになった

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