カテゴリー: つぶやき

Kunikoさんへの手紙 2  幼稚園へ

Kunikoさん、
あなたに初めて会った時、
あなたは煙草をくゆらしてすました顔して
どこの人なんだろうって思ったわ。
だけど、まさかね、両親だけ帰って
わたしだけが残されて
一緒に暮らすことになるなんて、
説明して欲しかったなぁ。
ちいさい私には、わからないんだろうと
思ってたんだろうけど
ずっと両親が迎えに来ると思ってたからね。
あなたも、いつ結果が出るか
わからなかったのだろうね。
最初のイメージは人を寄せ付けない感じだったね。
後から知ったけど、わたしが生まれてくるのも
反対だったんだってね。
だんだん、あなたの笑顔が見えてきた。
あなたのハズバンドも、
わたしをかわいがってくれるようになって
あなたは、自分が言いたいことを
わたしに伝えさせようとしたね。
わたしから言えばきっと、
聞いてくれるだろうと思ってね。
あの部屋の般若のお面は恐かった。
壁のスキーのポスターの女の人の写真、
何故かはっきり覚えてるよ
毎日そればかり見てたからねぇ
いつまでも貼ってたし
それから、わたし
幼稚園に通うようになったんだっけね
わたしはそこではいつも、
土をほじくり返してミミズやアリの巣を
探して遊んでた

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