カテゴリー: つぶやき

Kunikoさんへの手紙 4 食べない私

Kunikoさん、
あなたは わたしが食べないことを悩んでいたっけ
食べるということ 特に食事は興味のないものだった
ご飯を口に入れて噛んで飲み込む
それがとても面倒だしなんでこんなことを
しなければならないのかと思ったっけ
あなたは栄養を考えたのか 
ベビー用粉ミルクを買ってきた
あれはおいしくて、よくせがんで
背の高い家具の上にあなたは置いて
わたしが勝手に取らないようにと
しなくちゃならなかったよね
トマトの中の汁だけ吸ってたり 
甘納豆が好きだったっけ
味付け海苔ならご飯を食べたんだっけ
みそ舐めるのが好きだったっけね
それでみそをあなたは台所から隠した
身体を心配してたんだろね 
おにぎりの味噌仕立ても食べたんだった
隠した味噌樽は 押入れの中にあることをつきとめて
あなたが買物に出掛ける間に 
こっそりみつからないように
押し入れに入って舐めたっけな
こわがりなのに押入れの中は好きになってしまって
真っ暗にして
しばらくしてからふすまを開けたときの
まぶしさが好きだった

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