カテゴリー: つぶやき

Kunikoさんへの手紙 12 父の家へ

Kunikoさん、
あなたと一緒に 
ひとり暮らしの父の家に転がり込んだ
父はひとりで暮らしてた わたしはびっくりした
あなたは よく笑うようになった
どうでもいいようなことで 
一緒に可笑しくて可笑しくて 
よく笑ったね
あなたがあんなに明るい人だなんて
あの時のあなたから たくさんのことを教わった
あなたのその優しさに 
わがままを言いながら心の中で頭を下げてた
誉めるわけでもなくけなすわけでもなく
少しの注意とあとは共感ばかりだった
だけどあなたの心の中はどうだったのだろう
残されたあなたの日記に 
わたしのことが書かれていたと聞いたけど
それをいつ読めるのかわからない
すでにもう 処分されてしまっただろうか
わたしは小学一年生になって 
あなたは七五三の着物を作ってた
夏 学校へ来てプールサイドで
先生と何か話しをしてたね
どんな話をしてたの?
泣きながら学校から帰ったときも 
あなたに涙を見せちゃいけないと思って
涙を拭いて元気に帰ったのよ

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