カテゴリー: つぶやき

Kunikoさんへの手紙 21 家に帰れない

昼間、学校から帰宅すると
あなたはいなくて、大きな写真が飾ってあるだけ
その写真のあなたはわたしを見つめてる
こわかった
その視線から逃れるために走って
二階の階段から落ちた
毎日、毎日 
一番上から2段目 3段目から落ちた
なんとかうまくいったと思っても
中段からやはり落ちた
階段とは普通に降りるものではなく
私にとっては落ちるものとなった
一番下はコンクリート
あなたがどこへ行ったのか
わたしは一方で探してた
あの日からだったのかしら
不思議な感覚が出てくるようになったのは
夢の中では笑顔なのに 
起きている時に感じるあなたの顔は
悲しそうな顔 哀しそうな気配
お願いだから わたしに
見えないようにして!って何度も頼んだ
こわかったから
あなたを探しているのに
あなたを拒んでいた
いったいどこへ行ってしまったのか
あなたはいない
現実はいないのに あなたを感じる
学校から帰れば
誰もいない部屋でこの感覚と闘ってた日々
とにかく一緒に時間をつぶす友達を探して
いなければ外ですごす
雨が降ってもこの家に入ることができなくなってた
だけど、土を掘って遊んでるうちに 
小さな川を作ることができたよ
川は勢いよく流れていく 
赤土の道 
どしゃぶりの雨 
夢中になった 
もっと長い川を作ろう
他にも川を作って川と川を繋いでいこう
翌日熱を出した
父の会社の家で眠らせてもらった
そこでいただいたイチゴシャービック 
とてもおいしかったっけ

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