カテゴリー: musician

ヤードバーズ ブライアン・メイのメッセージ

新しいYardbirdsのアルバムに参加する為に、
自宅スタジオで演奏を録音したYardbirdsへの思い
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THE YARDBIRDS 8月10日 2002.


yardbirds1


は昨日Yardbirdsの曲の為に演奏した。居心地の良い自分のスタジオに入って夜までガンガン演奏するというのは、本当に珍しい事で、まるで、昔に戻ったみたいだった。Peteは遅くまで付き合ってくれて、中華のテイクアウトまで用意してくれた。あの変な飲み物ももちろんね。
この数週間は、とても忙しく、Yardbirdsが前もって送ってきてくれたものを聞かないままスタジオ入りしたのだが、Peteがギターの準備をしてくれている間に、それを聞くのはとても素敵な時間だった。
僕は事前に彼らがどんな事をしようとしているのか聞いておけばよかったと思ったが、その時、ふと、何の先入観も無く取り組んでみるのもちょっとしたスリルかも知れないし、彼らもそのつもりだったのかもしれない、と、思った。
僕には、”(Mister) You’re a Better Man Than I” が1966年に”Shapes of Things”のB面(FLIP SIDEと言うのが当時の格好いい言い方だったんだけど!)として最初にレコーディングされた時のことを知っているという大きなアドバンテージがあった。
僕は当時大学生で、ソロの部分の革命的な音に釘付けになってしまって、ラジオに聴き入っていたのをはっきりと覚えている。そして、それを手に入れる為にレコード屋に急いだ事も。
僕は、両面ともすり切れる程聴いた。僕と、友達のTomは一緒に借りていたフラットで、僕の小さなポータブルプレイヤーの上に覆い被さるようにしてよく聴いたものだった。そしてJeff Beckの素晴らしいオリジナルギターテクニックに感心したものだ。ああ、何て素晴らしい、限りない爆発的なサステインや、不安げなビブラート、暖か味はあるが怒りを秘めたようなトーン、攻撃的な’Splutter’(僕はあのころJeffのサウンドから凄く影響を受けていて、あの音の最初の部分の音質を表現する為にこの言葉を発明したんだ。)そして素晴らしい目のくらむようなオリジナリティ!!
このことは、”Shapes”のソロの部分がどれほど僕に影響を与えたかを現しているわけで、その影響は、今も続いている。
Yardbirdsの曲は、彼らののアルバムの新しいバージョンのではなくオリジナルトラックを聴くべきだ。新バージョンの”Truth”も素晴らしいが、全く同じという訳ではないから。
今では、あの”Mister”のソロはとてもオリジナルな(型のような)ものになっているが、当時それは、ステージでの彼らの演奏をとても自由で革命的なものにすることができた。
僕がそれまでに見た中で、曲の中に自分たちの主張を提示したり、即興で演奏する為に形式的なものを放棄したりしたのは、彼らが最初のバンドだったし、そんな彼らは、僕には、実際に行きたいところへは何処にでも行けるようにみえたものだった。そして彼らは、よく、決まり切った型を壊してその上に新しいものを、激しさが”a Rave Up (絶賛 / 熱狂?)”と言うような素晴らしいものになるまで作り上げようとした。(もっともこの”a Rave Up”と言う言葉が、彼らも使っていたものなのか、僕の仲間が創り出しただけのものだったのかは、よく分からないんだが。)
さて、それではここでYardbirdsのメンバーの中の二人がまだHampton Grammarと言う僕と同じ学校の生徒になる3,4年前に戻ってみよう。
彼らは僕よりは何年か年上なので、僕が彼らとは何の関わりもなかったというのは想像できるだろう。その年頃には、少なくとも僕には、話しかける事すら出来ないような人達だったんだから!
Paul Samwell-Smith (Bass Guitar)と Chris Dreja (Rhythm Guitar)と言うこの二人は、大変なお上品ぶりのこの学校の中で本当に尊敬すべき人物だった。なにしろ、そこでは、Electric Guitars は禁止されていて、僕らは自転車置き場の周りでこっそりと弾くしかないような、そんな感じだったんだから。彼らは既にdrummer のJim McCarty, singer のKieth Relf (彼は、僕の記憶では、若い頃のAxl Roseを思わせるような風貌だった。)、その当時、既に素晴らしい若手guitar playerだったEric Claptonと組んでいたんだ!!!
僕は何てラッキーだったんだろう。ーRock Musicの歴史の全てというべき人達のすぐ近くにいられたなんて、これほどスリリングな時代や場所は他にないだろう。新しいバンドがみんな演奏する事になっていたthe Crawdaddy Clubや、Eel Pie IslandのふるさとであるRichmond areaで、僕は勉強したり演奏したりしていたんだから。
Yardbirdsは、もう一つの前途有望なバンドthe Rolling Stonesのthe Crawdaddyでの成功の後をたどっていた。彼らは毎週演奏し、多くのファンを集めていった。その様な多くのファン(熱心な門弟たち)は、若い”Slowhand” Claptonを見上げては、彼がTelecasterをかき鳴らすやいなや、燃え上がり叫んだものだ。.
The Yardbirdsは本当にHot なバンドだったんだ。あの時代では、最も大胆で革新的なHard Rockin Bandだった。
彼らはラジオでもライブ演奏をしていた。ーあの録音を持っていればなあ….、彼らが本当に劇的だった事を思い出す。
奇妙な事に、the Beatlesのスタジオレコーディングと比べてみても、彼らがtracksを仕上げるのにそれほど多くの時間を費やしたとは思えない。彼らの音はいつも自然で生の感じがするものだった。
そして、ついに彼らは 将来の10ccのメンバーによって書かれた、”For your Love”で本物のTop 30 hitsを獲得した。それは当時のポップス全般と比較してみてもオリジナルコンセプトをもったもので、ロックの楽器と一緒にハープシコードを使うという様なものだった。しかしそれは、見た目は、真のブルース精神にはほど遠く、Mr Claptonには新興のロックジャンルのように思われるものだった。それで、誰にとってもショックで恐ろしい事に、彼はバンドを去ってしまった。一体どこの誰がそんなプレーヤーにの後を埋める事が出来ただろう。
まあ、それで、僕はその答えを探しにWardour StreetのMarquee Clubにでかけていったんだ。それは白人で痛々しい程やせこけた、ジーンズと似合わないTシャツ姿のJeff Beckと呼ばれる青年だった。僕が言えるのは、彼はMagicだったということだ。意外にも、あの偉大な人物の後に彼はぶらっとやってきて、すごい大革命をおこしてしまったんだ!彼は話題になり、みんなを騒がせ、叫ばせ部屋全体を揺さぶった。彼は、メロディの中や、時には、彼が本当に美しく飾り立てているその演奏そのものをからかうような全く不調和なものの中にさえ、メロディを見いだした。彼は楽器をかき鳴らし、金切り声やうなり声の様な音の応酬をした。彼はギターを外すと、床の上でくるくると回した。ーするとウィーンという音や、素晴らしいあの暖かみのあるような、いらだたせるようなフィードバックの音が炸裂した。彼はたちまち、神であろうと努力したみんな(ギタープレーヤー)にとっての神になった。そして、Yardbirdsは今までに以上に素晴らしいロックバンドになったんだ。
これで、彼らについて、だいたいの事は分かっただろう。
現在の事に話を戻そう。
僕は、スタジオに入って、2002年のYardbirdsが送ってくれた新しいtrackに合わせて演奏し始めた。すぐに素晴らしい感じだと、わかった。僕はJenffのオリジナルソロの物まねでなく、自分の方法を見つけなければならなかった。(ともかく、感じるままにやってみた。楽しかった!)Peteはアンプを上手くoverdriveさせて、はっきりとしたfuzz-box soundではなく、うまくひずませ良い感じに仕上げてくれた。そして、何度か試している内に進むべき方向を見つけていった。僕らは、いつものように、初めのテイクを少し聴いては、良い部分を集めて組み合わせておおまかな感じを作っていくという、やり方ですすめていった。でも、それでは、本当の形は見えてこなかったし、冒険も出来なかったし、ただ、どんなアプローチができるかというヒントにしかなり得なかった。
しかも、僕は問題に突きあたってしまった。-休暇中ずっと毎日泳いでいたので、僕の指先は、赤ちゃんの指みたいに柔らかくなってしまっていたんだ。もう指は痛んでいたし、1トラックが終わるまでには、半ダース以上のマメが潰れてしまうだろうという事も分かっていた。それで、僕らは、ちょっと休憩することにして、ビールをのみ少しの食事もした。そして、最後の手段として、あらゆるBendingに使う2本の指先を Micropore tape(通気性のあるテープ?)で4重に巻くことにした。そうしなかったら、僕は演奏に必要な情熱を注ぎ込む事が出来なかっただろうし、柔な音しか出せなかっただろう。
それで、気分一新僕らは、もう3,4テイクやってみた。3番のが、丁度上手くいったようだった。何もいじらないですむのが出来た時って、いつも分かるものだろう。
それは、かなり奇妙な感じだった、-minor oneではなく、major thirdのほうへfeed back したthe sustained notesというような、-つまりとても、不調和な感じの - 実際に、僕がハーモニックをダウンさせているのが分かると思うんだが、- しかしそれらは戻ってこようとしている- 僕が本当に好きな矛盾する要素とでも言うように。- そして、Justin and Josh はその音に陶酔していた。そんな音なんだ。僕は、それをchoruses などを最善の状態にし、きちんと仕上げてもらう為に、彼らに任せた。
あの伝説的なバンド、Yardbirdsが気にいってくれればいいんだが。
そして、そこにいるみなさんも同じように、楽しんでくれれば、と思う。
こんなチャレンジをさせてもらえるのは、何だか、特権を与えられているようで、とても嬉しかった。
Love, Brian
translated by Maki / August in 2002.
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