カテゴリー: art

フィンランドの美術


↑ヘレナ・ユンテラ 「熊のリサ」1999
フィンランドといえば
ムーミンの作者トーベ・ヤンソン、
クラシック作曲家シベリウス
(ワーグナー、アクセリ・ガッレン=カッレラの影響を受けた)
オーロラ、温泉(サウナ)が有名だそうです
サウナで汗をかいてから、湖に飛び込むのは
とても気持ちいいのだそうです
つい心臓に負担がかからないのかな、などと
未経験者としては思ってしまいます(笑)
1917年ロシアから独立したばかり
曇っている日が多く、一日のうちの明るい時間が少なく
めまぐるしく変わる天候
しかし、その国民性は穏やかで
シャイでやさしい人たちが多いそうです
(内に秘めた激しさ 情熱があるともいえる)
自然の恩恵を感じ、内なる感情(情熱)をみつめるように
いざなわれる環境であるのかもしれません
写真で見てみても、フィンランドの森、湖はとても美しいです
曇り空と森と湖 妖精が見えやすくなるのかも
静かな自然 自然の音が聞こえる世界.。o○
絵画は全体的に暗く、激しさを感じられるものが多かった
カレワラの祭りや争奪戦の絵が多い

*カレワラ:フィンランドの一大叙事詩の神話
19世紀出版 フィンランド東方の
カレリア地方で語り継がれてきた神話、
英雄伝説、古民謡などを、
エリアス・リョンロット(医師)が採集しまとめたもの
フィンランドの人々のよりどころになったもの

絵の解説では、「ふしぎな箱」「神秘の箱」と書かれてあった
その箱は焼く50センチくらいだろうか、
六角形、または八角形のような形で
なにか模様が書かれてある
印象に残った絵をピックアップ
アクセリ・ガッレン=カッレラ
フィンランドを代表する画家


↑「クッレルボの呪い」1899
復習に燃え決意した表情
●「山猫の棲」1906
前面が真っ赤
二足で立ったうさぎ
(これも真っ赤)が箱のような物をリアカーで運んでいる絵
でも、これが山猫とどう繋がるのか、
もしかしたら題名間違えてるかもしれません
帰宅してから、あれはなんだったかなぁ、
とパンフと展示図を見てるので。。
うさぎが運んでいる小さな箱の中が山猫の棲なのかなぁ
とにかくインパクトのある絵でした
こりゃ忘れられない絵だわー
解説には、うさぎ、鹿(?だっかな?)、
熊、白鳥は人間に最も近い存在として
受けとめられており、こうした姿の真似をして、
神託を受けるという儀式があったそうです
●「レンミンカイネンの死」1896
レンミンカイネンの母がバラバラになった
レンミンカイネンの死体を呪文を唱えながら
縫い合わせて復元させたレンミンカイネンの姿
青い裸体の身体が横たわっている絵
実はレンミンはイケ面で血気盛んで軽はずみな奴だったらしく
花嫁を得ているのに、若い娘を探しに行き、
死の国の白鳥を撃ちに行ったところ、
待ち伏せしていた娘の父に撃たれて切り刻まれたとか。

エーロ・ヤーネフェルト
●「早春の太陽」1890
こちらの風景を見ているかのような、のどかな優しさのある風景

オーティ・ヘイスカネン
●「純潔のはかなさ」1984
木 パピエ=マッシュ(石膏?見た目は紙粘土のよう)
布 皮 でできた2体の銅像
(銅ぢゃないのに銅というのか?)
くぅ、純潔のはかなさなぞという題名
目を瞑った美しい白い女性が背中から
エジプトの神のような姿の
黒い者に尖った木に突き刺されている
前から、後ろから、横からと四方から見えるようにしている
とりわけ、前から見ると、女性の姿しか見えず、
何が起きているのかわからないのがミソ ?

アルヴァ・カヴェーン
●「冬の太陽」1931
フィンランドの冬の太陽は、どんよりした雲の中から
うっすらと浮かんでいる力無い太陽なのだろうか

ユーホ・リッサネン
●「父の死」1902
酒を持ったまま、横たわった父の絵が
父の死という題名・・・
アルコールが好きでアルコールで亡くなったらしい

リスト・スオミ
●「オルフェウスの意志」1986
この展示の中で一番心が吸い寄せられた作品

オルフェウス***ギリシャ神話のお話
毒蛇に噛まれて亡くなったエウリディーケを
リラ(ヘルメスの作ったハープ)を持って
連れ戻すために瞑宮に行く
瞑宮の王ハーデスは、何度もハープの音色に乗せて
訴えるオルフェウスの頼みを聞きいれるが
地上に出るまで絶対にエウリディーケの顔を見てはいけない、
振り返ってはいけないという約束をすることとなる。
地上の光が見えてきた頃、我慢できなくなったオルフェウスは
手を繋いでいたエウリディーケのほうを見てしまい、
エウリディーケは瞑宮に吸い込まれていってしまう
オルフェウスは悲しみの流浪の旅をし、
酒の神ディオニソスの祭りにて
悲しい音しか奏でないオルフェウスは
酒に酔ったニンフたちにバラバラに殺されて
唯一残ったリラが海に流され
ゼウスによって天に上げられ、こと座となった

このギリシャ神話についての
悲しみに沈んだオルフェウスが見た世界という絵
それは大きな黒い扉が半開きになっており、
暗い外に雪が降っている
扉の周囲は、驚いたことに金色なのだ
これは、読んだ本「神との対話」で
おそらく変性意識状態となって状態で見えた(シラフです・笑)
あの扉の逆ヴァージョンだ!と感じた
この扉の中は金色の雲が力強く渦巻いていて
あまりにも荘厳でとても近づけない気だった
それを思い出した

ガブリエル・エングベリ
●「ワタスゲの湿地」1900
これも暗い色調のフィンランド美術の中では、
救われるようなやわらかな感触の絵
ワタスゲが一面に咲いていて、少し曇り空の中に
ふわふわとした優しさが感じられる

マウノ・マルックラ
●「輝く木」1951
暗い空と背景の中で、突き出た岩の先端に
真っ赤な色の葉の付いていない木の絵
この木に注目するように描かれているけど、
真っ赤な木が何故輝いているのだろう、
そう思わせて印象に残ってしまう

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