カテゴリー: poem

『あの子はだあれ』

窓の外
あらんかぎりの声を
出し尽くして
泣いている子が見える
強い風は
埃を抱いて
あの子は目をつぶっている
不規則に
細い小枝が
揺れている
思いきり
泣けるあの子は
しあわせそう
しあわせそう
薄暗い部屋の中に
夕陽がさしこんで
窓にもたれかかったわたしは
あの子からみれば
知らない人
知らない人

思い出した高校生のときに書いた詩

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