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「蟲師 其ノ壱」DVD

満月の夜 妙なハイテンションと気持ち良さはまるで
何かに酔っているかのようだった
「蟲師」に出ている蟲の生まれる前の姿が群れを成して
光の海を形成する命そのものの姿である
「光酒(こうき)」に酔うのは
こんな風かなと思わせるものでした
蟲師 其ノ壱

「蟲師 其ノ壱」をやっと観ることができた
(テレビで観られる人羨ましいデス)
本と同じイメージの映像が繰り広げられていた
噂は本当だった

長濱博史監督のインタビューや
主人公ギンコの声優中野裕斗さんのインタビュー
おもしろくて全部観ました

本来住む世界とは異世界の“ヒト”と“蟲”を繋ぐ
「蟲師」のギンコ
中野さんの声もお説教臭くない
ギンコのしゃべりとピッタリでした
特に一話目の「緑の座」は感動した

◆第一話『緑の座』
初めてこれを見た人が
主人公が誰なのかわからないように気をつけたという

祖母と重ならなかったもう一つの感覚 
わかりあえなかったものが祖母に蘇った
蟲の世界を絵にしたら、祖母は
「これは幻 かわいそうな子」と言った
描いたものすべてを
具象化させてしまう能力を備えた少年にとって
それだけが亡くなった祖母とわかりあえない部分だった

自分はおかしいのだろうかと考えたものが
流れてきた祖母の記憶と共に。

祖母は蟲の世界が見えなくなる事件があり、
蟲が見えないどころか蟲の世界から
宴に招待されていたことを知る
その時の少年の歓びと流れる涙が感動でした

◆第二話『瞼の光』
「瞼の光」はやはり、漫画と同じく
人の子を預かった男の子の心優しき母親が
ギリギリの精神状態にまで追い詰められて
自分の子に病気をうつされたとショックを受けて放った
「他人の子に情けをかけたばっかりに」という叫びが
心にグサリと突き刺さってきた

その場面は心の葛藤とショックを人物の描写ではなく
静かに背景の自然の姿と家を取り巻いた風景で
淡々と描かれかえってリアルに届いてきた
ギリギリまで追い詰められた人が放った言葉に傷ついても
誰にも訴えることもできない

やはりそうだろう・・自分の子が一番かわいいのだろう
その現実を受けとめることしか出来ない
むしろ、申し訳ない 自分のためにそこまで追い詰められて
そんな女の子の気持ちが真っ直ぐ自分の過去と重なり
突き刺さった棘は
やはり癒えることはないのだとまた思うのだった

癒さなければならないものでもない

それを確認し、ただ受けとめるだけ
時とともに棘が消えるわけでもない
それはそれほどに
重要なメッセージが含まれているのだから
痛みと共に棘を確認するのだった 

痛いけれども大切にしまっておかなければならない棘
そういえばギンコの片目は
どうやって失ったんだっけ?と忘れて
ギンコの子供の頃の話を読み返した

オープニングテーマにかかる曲も
本当に素敵な曲でした
「The Sore Feel Song」
Song by Ally Kerry(アリー・カー)

エンディングはそれぞれの話に合った曲が
わざわざ作られている
『緑の座』のエンディングは物悲しくも美しい曲
『瞼の光』のほうは、透明感のあるこれも美しい曲
悲しみから生まれ美しさに昇華された曲は心を打つ

〔送料無料キャンペーン中〕『蟲師』サウンドトラック 第一弾「蟲音むしのね」前-CD-(3/24~)

『蟲師』サウンドトラック これ欲しいな~
スタッフは、この本を何度も何度も読み込んで
並々ならぬ情熱を込めて作っているそうです

作者 漆原友紀さんのこの作品を読むと
自然や静寂の中に身を置いて
ぼぉーっとしたくなりますね
とてもリラックスできます

この本について紹介した日記はここ
蟲師 ─ 漆原友紀 2/13

コミックは7まで読んだ
7では、自分が産んだ子供に愛情がわかない母親の姿と
その息子の話がある
(「雷の袂」いかずちのたもと)

ハッピーエンドにもなりません 
淡々と事実が描かれていくだけ
そういうストーリーがあるというのが
またこの本の魅力でもある
蟲師(1) 蟲師(2) 蟲師(3) 
蟲師(4) 蟲師(5) 蟲師(6) 蟲師(7)

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