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COTTON100%

98年同文書院刊に1章を加えた復刻新版
アキラ氏処女作
Cotton100%
この本は1988年、
29歳のアキラさんが戦争中のイランの中で
精神的な危機と、いつ命を落としてもおかしくないような
ほとんど狂気のようなイランの戦火の中を横断した
一ヶ月の間に、書き上げたものだそうだ。
なぜそんな状態の中、そんな危機的な状態の中で
40度も越す部屋の中でこの本の物語を
一心不乱に書いてたのだろうか・・
しかも書いた紙さえ無事に残る確立の低い環境の中で
それはこの本を読み終わる頃に、
アキラさんの伝えたい気持ちが
ふいに突然降ってくるような仕掛けになってた。
その一点に集中させ終了させる形となっていた
なんてシャイな人なんだろう
わたしは読み終えるころにそうつぶやいた
奇跡的に残った物語のアキラさんの処女作
恋人との別れ ホームレスの日々
麻薬の売人 麻薬漬けの日々
あらゆる麻薬の中でもヘロインが一番怖いらしい
麻薬にまつわる約束されたような展開
アキラさん20歳のころのニューヨークから
サンフランシスコ、そしてまたニューヨークへの旅路
アンディ・ウォーホルから奨学金を受けて
ニューヨークアカデミーに入ったりと
中身は目まぐるしく展開して濃い内容
アメリカ生活の5年間での体験をフィクションも交えつつ
実体験がてんこ盛りになってる、、のだそうだ
初版が98年で、01年2月、同文書院が倒産絶版となり、
04年11月25日に復刻された。

レビューより抜粋
すべてはここからはじまった。
AKIRAの原点は、すべてこの作品に濃縮されている。
ホームレス、ジャンキー、泥棒にまで堕ち、アメリカの底辺を旅した魂の記録である。
出版社の倒産によって廃刊になった幻の処女作がついに復刊!
新たなる一章と数奇な運命を描いたあとがきが加筆され、現代の神話は完成した。
「たとえばこの平均台を歩いていけば、
安定した地位や名誉や成功が待っているよと誘われる。
もしもそこから落ちたらば、真っ暗闇の地獄だぞって脅される。
みんなあせって青い顔してバランスとって、
このせまーい一本道をだまって行進してくんだ。
オレだって、踏みはずしたときゃビビったよ。ところがだ、
落ちてった先にはいったい何があったと思う?
地面だよ。
落ちろ! 落ちろ! 落ちろ!
そして目覚めろ!!」
つまづいて、傷ついて、へこんでる君へ、
オレといっしょに旅に出てみないか?
五年間にわたるアメリカ大陸放浪を凝縮させたロードノベル
黒人、インディアン、ホームレス、娼婦、エイズ患者、
麻薬中毒者、ギャンブラー、アーティスト、
社会の底辺に暮らす人々との出会いから 、
誰も描きえなかったアメリカの深層部が見えてくる。

この本は、「神の肉テオナナカトル」を読んでから
読もう読もうと思いつつ早2年も経ってしまった
「神の肉テオナナカトル」の大きなキーワードは
アキラさんの父親の死だった
この本は父親の死を最期に知って締めくくり、
「神の肉テオナナカトル」への序章になっている。
この本のもうひとつのキーワードが911事件。
どちらの本も共通して「生」と「死」
そして「落ちろ」がテーマとなっている
アキラさんの「落ちろ」は
実は落ちてもいいんだよ、という
もっとやんわりしたメッセージなんだけど、
綴られていく内容はすさまじく激しい
出会う人たちが凄く濃い
この本を読む人って、この本を手に取る人って
もしかしたらどっか共通点があるんじゃないの?
わたしは読み終えてからそんな思いにかられている。
ろうそくの火がくすぶってる魂の危機状態
もしくは飢餓状態
それに近いような状態が
この本に吸い寄せられてくような気がする
それはわたしだけじゃないんじゃないだろうか、と
ろうそくは、奥にあったこみあげるエネルギーを察知して
そうだったと思い出したように燃えはじめる
それを感知して初めて、ああ、自分はかなり
火が消え入りそうな状態だったのかもしれない、と自覚する
この本は生き返らせるエネルギーがある
なぜか妙にそう思えたというか実感した
だからこの本読んだ人も
同じような感慨を得るんじゃないだろうか、と
最初は、いや、ほとんど読み終えるすぐ手前までは
なにやってんの?アキラさん これってちょっと・・
想像以上で読んでても想像超えたシーンがあって
なかなか前に進まなかったりで手が止まって
時間を置いてからまた読み進めたりしていた
情けない姿 なにこれ これじゃもう
命捨てて自暴自棄になってるんじゃない?
なのにめちゃくちゃ明るい文章だよ
ジョークいっぱい
わけわかんない どうなるのよこの後・・
それにこの内容 これってもう
女性向けじゃないよね
・・ってなんだか除け者にされたような
置いてけぼりにされたような疎外感まで感じるのに
もう途中で投げ出すことができなくなってしまってる
そして・・・ 最期のほう、911の事件のあとの
20年ぶりのニューヨークの変化の記述から
すぐそばにアキラさんがしゃべってるかのような臨場感が迫ってきた

オレたちは「まちがいから学ぶために生まれてきた」んだ。

前から思ったアキラさんのイメージはやはりそうだったと確信した。
やっぱりアキラさんのオーラは赤だと
(オーラ RED)
ウソつき!! だとも思ったりする
でも普通以上の正直さが重なったアンバランス
バランス取ろうとしたら
こんなとんでもない体験まで行き着いてしまったの?
なんてつらつらと話しかけたくなるような。。

(ホームレス仲間のマヤの兄弟の言葉から)
p.186
アミーゴ、我々とおまえと宇宙の真実を分かち合うのだ。
古くからマヤ人は“時の番人”と言われてきた。
つまりだな“時間そのものが神だ”ということを知っていたのだ
(ホピ族のカチーナ人形彫氏のペンティワさんの言葉から)
P.202
わしのような敗北者がこんなことを言うのも変じゃが、
わしは白人を憎んではおらん。
彼らはわしらインディアンの心に深いトゲを刺したが、
彼らも彼らで心にトゲを刺しておる。
わしらには自分のトゲも、彼らのトゲも抜いてやることが
できなかった。刺されたら刺し返すというのは
呪われた蛇の循環じゃ。我々は祝福された蛇の循環
『RORD OF LIFE 生命の道』にもどらねばいかん。

たしかに
一緒にプチ旅したみたいな気分になって
アキラさんに振りまわされて
遠心分離機にかけられたみたいでw
ちっとも楽しくなくむしろしんどかったけど
結局はステキなトリップになってたよ
ありがとう アキラさん
アキラさんがずずーっと奥底まで行って
一緒にちょっとだけ見に行かせてもらって、
帰ってきたような感触
落ちる先への案内人みたいな・・

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