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河北新報/河北春秋 より『わかってほしい』

▼クマの縫いぐるみが、ページを繰るにつれ少しずつ壊れていく。布が破れ、縫い目が裂け、中綿がはみ出す。「なぜ?」「ここしかないから/されるがまま」。悲しいつぶやきが白い文字で浮かび上がる▼同時に心の奥底で叫ぶ別の声。「じぶんにうそをつくな」「おなじめにあわせよう」。黒い文字がかぶさる。交錯する表と裏の心。そして最後のページには一言、「あいされたい」▼作者のMOMOさんは子ども時代を虐待の中で過ごした。「子どもはどんなに殴られても親が好きで、愛されたいと思っている。そのことをわかってほしい」。雑誌のインタビュー記事でそう語っている

▼子どもの虐待死が相次ぐ。児童虐待の事件数も相談件数も年々増え続ける。「法律は理念だけ。金も人もつぎ込んでいないから、何が何でも子どもの命を守るという制度になっていない」。

最近また、子どもの虐待ニュースが相次いで目に飛び込んできている。
新聞に出ていても、パッと見て読みたくないな、と思う。
おそらくその短い記事でも読んでしまえばしばらく、
ときによっては一日中沈みっぱなしになってしまうから。

なにが原因だったんだろう、どうしたらこういうことが起こらなくなるだろう。

10日の地元新聞のトップ下欄に記者のコラムが載っていた。

最後の「あいされたい」という言葉は、
一挙に子どもの目線に引き寄せてくれる。

こうしたニュースを知ったとき、
心ある人は皆、深い悲しみと共に、
それを防げなかった社会人として「人」としての苛立ちに襲われる。

殺されましたという残酷なニュースだけが飛んでくる

4861010179わかってほしい: MOMO, YUKO: 本

Posted via web from kisato posterous

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