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NHK クローズアップ現代 イラク戦争を問う

2010年 6月 9日(水)放送
国際

~英国・検証の波紋~

(NO.2901)

イラク戦争から7年。なぜ戦争に踏み切ったのか。どのような意思決定がなされたのか。戦争に至るプロセスの検証を求める声が日本や世界各地で出始めている。こうしたなかイギリスでは、去年から徹底的な検証が始まっている。独立調査委員会によるこの検証では、これまで機密とされてきた政府の文書が公開され、ブレア元首相をはじめ、意思決定を行った当事者80人以上に対する公開の聞き取り調査が行われ、その様子はテレビやインターネットでも公開されている。 戦争をめぐる意思決定のプロセスを公的に記録し、未来への教訓を読み取ろうというこの検証。背景には、常に戦争と向き合い、そのたびに検証を行ってきたイギリスの歴史と伝統がある。戦争を検証することの意味は何か、そして、イギリスはそこから何を学びとろうとしているのかを探る。

  • アダム・ロバーツさん(オックスフォード大学教授/ロンドンより中継)
  • 等松 春夫さん(防衛大学校教授)

「常に戦争と向き合い、そのたびに検証を行ってきたイギリス」の姿勢には感嘆する。

しかも、今回はTVでも公開。HPではすべての証言を見ることができ、機密の一部も公開しているそうだ。

世論の疑いの目が大きくなった背景がある

大量破壊兵器がイラクにあると確信した根拠をたずねられたブレア元首相は、
「フセインが生物兵器の製造をしているという機密情報を信じていた」と答えていた。

アメリカに盲目的に従ったのではないかという疑問に対しては、
「取引の間柄では無い。イラクへ侵攻するのが正しいと判断したから。」

おっ、と驚いたのは ショート元国際開発相の次の証言。
「資料も渡されず、政策決定をする機関にふさわしいまともな議論をした覚えは無い。」

個人の責任追及ではなく、政策決定に至るまでのシステムに問題が無かったか検証するのが目的であり、未来のイギリスにとって重要だという認識。

今回の検証では、一部のグループに内閣が牛耳られる問題があったという。

証言の聴き取りは続けられており、早ければ年末に報告書をまとめることが出来るという。

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