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「放射線は身体にどのような影響を与えるか 講演記録より抜粋メモ

参考元:放 射 線 は 身 体 に ど の よ う な 影 響 を 与 え る か ~ 福 島 第 1 原 子 力 発 電 所 事 故 を 踏 ま え て ~
http://niben.jp/or/kankyo/houkoku/h_20110328.pdf 
(第二東京弁護士会ひまわり | 講演会「放射線は身体にどのような影響を与えるか
~福島第一原子力発電所事故を踏まえて~」報告(環境保全委員会) http://niben.jp/info/group20110328.html)

2011年3月28日 第二東京弁 護 士 会 環 境 保 全 委 員 会 主 催
元放射線医学総合研究所主任研究官,医学博士 崎山比早子氏講師のよtる講演記録より抜粋メモ

1マイクロミリシーベルトは1,000個に一個の細胞核に放射線が通る。

■ 6,000-7,000mSv (6-7Sv) 99.9パーセント以上が死亡 (JCO事故で亡くなった二人の場合は17-20Sv)
■ 3,000-4,000mSv (3-4Sv) 50パーセントが死亡 
皮下出血、脱毛、下血、血便、嘔吐、下痢、吐き気、発熱など

■ *急性障害のしきい値:100-250msv (リンパ球、白血球減少)
-> 3/28の東京新聞では, 500ミリシーベルトがリンパ球の一時的減少と記述された。

急性障害になると たとえ一見健康そうに見える状態になっても、
いつも何かだるい、仕事が続かない問題を一生抱える -> 晩発障害という後遺障害

*急性障害:どんな人が浴びても必ず起きるので確定的影響という
急性障害のしきい値 – 確定的影響が起きる一番少ない線量

        
100mSv以下=低線量被ばく 晩発障害(あとから症状が出る) 

晩発障害は、受けた線量に比例して発生
放射線が通った場所によって人により症状が出る場合とそうでない場合があるので 
確率的影響という。

TVでの「直ちに影響が現れるような線量ではありませんので安心してください」
というのは,確定的影響,急性障害は起きませんよという意味らしい。

疲れやすく仕事が続かない状態となり、俗に原発ぶらぶら病と言われている

数 年か ら 十 数 年 後 に 癌 に なる確率が増える

内部被ばくの細胞の破壊力は,ベータ線やガンマ線やエックス線の約20倍ぐらいある。
アルファ線を出すプルトニウムなどを吸い込むと非常に危険

低線量領域にある医療被曝

例えば肺のCT検査を受けると大体10ミリシーベルト、マンモグラフィだと0.4とかです。
今出ている放射性物質で「10ミリシーベルトぐらい浴びたら,
CTを1回撮ったぐらいの線量よりは少ないから余り問題ありません」
というコメントをされる方がいらっしゃいます。
日本は世界で一番医療被ばくが多いんです。
年間約1万人ぐらいが医療被ばくによって癌になるんじゃないかという論文が出されたのがもう7年前です。

低線量の場合、一度に多く通るわけではないが、
放射線が1本通った場合と1000本通った場合とで,一つ一つの出来事の質は同じ。

2本鎖切断すると修復できず塩基配列が変異するのは 1.3ミリシーベルト
2本鎖切断が起こる
(これは蓄積の値では無く 一瞬に通過するときの放射線量)

間違えて修復されて突然変異 -> 遺伝子が不安定になり発ガン
たくさんの遺伝子が変化した積みかさねで癌になる(発癌の多段階説)->老人に癌が多い
感受性が高い -> 細胞分裂が盛んで、DNAに傷がつくと細胞分裂をSTOPさせ同じ線量でも
傷の修復に間違いが起こりやすい ->若い人は放射線の影響が大きい

安全量や基準値は、社会的 経済的な基準であり、生物学的基準ではない。

■ 低線量における発ガン率

疫学調査によると、20-50mSv で癌になる確率が上昇
発ガン率の最低線量は、10-50mSv

10mSv 以下 – 国際的な合意が得られているのは しきい値ナシ

■ 安定ヨウ素は、24h +- 内 に飲ませるというのが 原子力安全委員会で決めたこと

飲む基準
100mSv – 日本,フランス,イギリスが採用している線量
10mSv – WHO (子どもの感受性が強いため)


via http://niben.jp/or/kankyo/houkoku/h_20110328.pdf

安定ヨウ素の投与による副作用はあまり報告されていない
甲状腺機能異常症の人は注意が必要
放射性物質で唯一防げるのはヨウ素だけ
他の放射性物質については逃げるしか方法は無い

福島の場合、30キロ圏内以外でも,100ミリシーベルトに達していた。
汚染されるということが分かったら,その前にヨウ素剤を飲ませておくべきだったのに、
年間7億円ぐらい使ってる 原子力安全委員会が発表したのは汚染の後だった。
本来予測して予防するために存在するSPEEDIは全く機能しなかった。

ICRPの勧告によると 甲状腺ガンの致死率は 1/10

■ 体内の半減期
物理的半減期 -> 体内半減期 
ヨウ素131- 8日-> 7.5日 甲状腺ガン
セシウム137- 30.2年 -> 109日
プルトニウム239 – 24100年 -> 一生出ない 吸い込んで肺ガン
ストロンチウム90 – 28.9年 -> 18年 骨ガン

■ 活性炭素

水道の水を家庭で活性炭素を使って放射線除去する効果は無い

もしセシウムで日本の土地が汚染されるようになったら農業はできなく
なる(ウクライナの穀倉地帯はセシウムで農業はできなくなっている)

■ 防御

大量の被ばくは逃げるしかないが、
今の状態で落ち着く場合の自己防衛策として知っておくこと

家の中は道路の大体半分
雨の後は、公園の土などは道路の倍

現在 野菜は300ベクレルで規制してるが、もっと汚染されると政治的判断で上がるだろう

*他、PDFには食品や水などで言われている単位のベクレルを
シーベルトに換算する式なども紹介されている。

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わたしのコメント

体内の半減期が セシウム137- 30.2年 -> 109日というのはちょっと驚いた。
放射線について図解入りでとてもわかりやすい説明でした。

また、こちらに引用しなかったけど 40代以上には安定ヨウ素は
配布されない旨があったが、チェルノブイリの事故による甲状腺ガンが事故より
20年後に中年女性に爆発的に増えたらしいのでこの見解も新たに加わるのかもしれない。

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「放射線は身体にどのような影響を与えるか 講演記録より抜粋メモ” への2件のフィードバック

  1. とにかく、信頼できる情報がほしいですね。
    そして、一刻も早く自体の収拾を!!

    それから、願わくば、反原発を掲げた実行力のある新しい政権を!!!

    幸い、我が家は皆、東京23区の東側で生活しているからちょっと安心しているけど、これからは皆(日本中)自分の身を守る方法を考えておかないといけないんでしょうね。

  2. そうなんです、信頼できる情報が欲しい。収束しないと先に進めないですね。今の状況では、それぞれに委ねられてるのでどうしたらいいか右往左往してしまうことに時間が費やされてしまいます。

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