カテゴリー: 放射線

『ETV特集 ネットワークでつくる放射能汚染地図5 埋もれた初期被ばくを追え』概略メモ

2012年3月11日(日) 夜10時
2012年4月1日(日) 夜10時 再放送
ネットワークでつくる放射能汚染地図5 埋もれた初期被ばくを追え

NHKオンデマンド(見逃し番組)
3月12日(月)午後6時から2週間配信されるそうです
ナレーションにしてない部分が(ここに少し載せた)あるので見て無い人は是非に。

福島第一原発事故は事故初期に大量の放射能を環境中に放出した。
中でもヨウ素131は、チェルノブイリでは、体内に取り込んだ子供の一部に、
甲状腺がんが現れるなど、その危険性は国際的に認められている。
しかし、今回の事故では、住民にヨウ素131の影響がどれだけあったのか、その詳細はわかっていない。
ヨウ素131は半減期8日と短い間に消失してしまうため、早期の測定、調査が必要とされてきた。
しかし、国は、事故初期の現場の混乱などによって、ヨウ素131の動きを十分に捕まえることができず、
住民の内部被ばく調査も行うことがなかった。
浪江町津島地区は事故初期から大量の放射能におそわれた。
環境中に大量のヨウ素131があったと見られる時期も、多くの住民にその情報は届いてはいなかった。
無防備なままヨウ素131にさらされた可能性がある住民の間では、子どもへの影響を懸念し、
どれだけ被ばくしたのか知りたいという声があがっている。
どうすれば事故初期の被ばくの実態に迫れるのか。
取材を進める中で、事故初期に独自の甲状腺調査が行われていたことや、
これまで公開されていなかった原発周辺のデータがあることが判明。
放射能測定の草分け岡野眞治博士や気象シミュレーションを行う研究者たちとネットワークを築き、その解明に挑む。


高い汚染があった浪江町津島地区。事故直後、沿岸部からも避難者が押し寄せていた


弘前大学の床次眞司教授。事故初期に住民からの依頼に応え独自に甲状腺の詳細調査を実施した。


原発周辺に事故初期の貴重なデータが残されていたことが判明。岡野眞治博士が解析を行う。


気象シミュレーションを行う研究者たちが発掘されたデータに基いて事故初期のヨウ素131の濃度を推計。

via ETV特集 埋もれた初期被ばくを追え

— 概略メモ

■津島地区の被ばく

現在は仮説住宅の中で個人病院を営む。
津島地区に事故後4日間留まったその医師は、
業務上放射線量を測る機材を持っていた。
この4日間の被曝量の実効線量は 800uSvだったことがわかった。
(たった4日間で年間被曝許容量 1mSvに近い数値)

ETV取材班が行った3月計測値 80uSv/h 放射性ヨウ素131- 2320万Bq/m3
15日夜 津島地区 20km地点3箇所のうち最大で 330uSv/hだった

国が行った3/24~30の小児甲状腺被ばく調査
空間線量を測る機材で、正確な調査には至らなかった。
(スクリーニングをする大まかな検査)
11月の調査結果には、ヨウ素の検出はされず。
調査結果が画面に出ていて、セシウムの値が出ていた。
NDの人もいたが、以下の数値が見えた。
Cs134 – 300, ND, 420, 690, 830
Cs137 – 420, 480, 580, 1100,1300

北西30km地点の津島地区は、15日10時に独自にほとんどの住民が自主避難したが128人が残った。 
(4月、国の全戸避難指示で1400人が去る)
その中の6人の子どもがいる家族は事故後9日間とどまっていた。
その後福島市に避難。
子どもの被ばくが気になり、独自で7月に調べてもらう
ヨウ素はすでに検出できずセシウムの値がわかっただけ。
4歳(当時) Cs134 – 340Bq/kg, Cs137 – 430Bq/kg
その全県民に行う甲状腺検査で、
6人の子どものうち3人は異常なし。
あとの3人は小さなしこりと嚢胞が見つかったが二次検査の必要は無いという知らせだった。
(福島県では3割の割合でしこりと嚢胞が見つかった)
福島県では二年に一度検査を行う。

■放射性ヨウ素拡散地図と北関東への被ばく

弘前大の床次教授チームが文科省の依頼を受けて調査
4/11~14 ヨウ素131だけを検出できる機材(サーベイメーター)で検出
65人中50人が検出される 
最大値は一ヶ月津島地区にいた46歳男性 2233ベクレル

ここから甲状腺等価線量3/ 12の試算を推定
(あくまでも最大値)
成人 – 経口 93mSv 吸入 87mSv
四歳児 – 経口 434mSv 吸入 400mSv
一歳児 – 経口 811mSv 吸入 753mSv

ほとんどの無人モニタリング装置が壊れたので、
3/12,13日 福島県原子力センターは測定を始めた(ダストサンプラー)
原発西5km地点のオフサイトセンターを拠点とした。
12日 浪江河添地区で165Bq/m3 記録
3日目、国から中止命令 14日 800uSv/hとなり撤退した。

壊れずに残っていたモニタリング装置を発見しデータを回収
大野局モニタリングポスト(原発西5キロ地点)
さらに夫沢局モニタリングのデータを入手
→ヨウ素131放射線拡散地図が出来上がる

14日夜から増え、15日に急増していた。
1万ベクレルを超えるヨウ素131が
福島南部からいわき、茨城、栃木など北関東を直撃していたことが判明した
15日午後5時 新しい放射性物質の拡散が飯舘村など北西に直撃

—- 以上

そういえば、このようなニュースが出ていた。
追記:これ誤報を直した記事らしいんだけどよく見ると「毎時ベクレル」とあり、ちょっとおかしい
せっかくスクープ出すならちゃんとした記事書いて欲しい。
放射性ヨウ素が相当出たという事実の信ぴょう性が疑われて肝心のことが伝わらなくなってしまう。

東京電力福島第1原発事故で、昨年3月15日、放射性物質の拡散予測データ「世界版SPEEDI」の試算結果で、千葉市内で計測されたヨウ素を基に推計した同原発からの放出量が毎時10兆ベクレルという高い値が出ていたにもかかわらず、文部科学省と原子力安全委員会の間で十分な連携が取られず、現在も公表されていないことが3日、分かった。
 文科省や安全委によると、世界版SPEEDIは放出される放射性物質の拡散状況を半地球規模で予測するシステム。日本原子力研究開発機構が同システムを運用しており、昨年3月も文科省の依頼を受け、試算を行っていた。
 それによると、昨年3月14日午後9時ごろに福島第1原発から放出されたヨウ素の量は毎時10兆ベクレル、セシウム134、137もそれぞれ同1兆ベクレルと推計された。
 この試算データの評価について、文科省は安全委の担当と判断し、同16日に安全委へデータを送るよう同機構に指示した。同機構はメールに添付して送信したが、安全委は重要情報と認識せず、放置したという。同様にデータを受け取っていた文科省も、安全委に公表するよう連絡しなかった。(2012/04/03-12:49)

via 時事ドットコム:「ヨウ素10兆ベクレル」未公表=世界版SPEEDI試算-文科省、安全委連携不足

バンダジェフスキー博士の著書に書かれてたこと

放射性セシウム平均濃度 40~60Bq/kg の場合
心筋細胞に明確な損傷が認められ 規則的収縮ができなくなる。
20Bk/kg以上で心筋代謝異常、50Bk/kg以上で病理的変化が現れる。
セシウム137の体内濃度100Bk/kg以上になると、交感神経緊張症になる子どもが増加‥。
『放射性セシウムが人体に与える 医学的生物学的影響』 まとめメモ « Kuu

で、これはないんじゃ‥

WHO総会の席で明石理事は、「福島原発事故における放射性物質セシウム134・137による汚染はチェルノブイリ事故の時に比べて少なく、健康への被害もチェルノブイリの場合より少ない。」と説明。「放射能により癌や白血病が発生する危険が増すことはないと考えている。」と述べた。

同じく同会合に出席した厚生労働省の大塚副大臣は、福島原発事故による死者はまだ1人も出ていない、と強調、日本政府が福島原発周辺に住んでいた8万5千人を退避させた成果だ、と述べた。明石理事もこれを受け、被曝により治療を必要としている人は現在のところはいない、と公言。しかし、大塚副大臣、明石理事ともに、現状を詳細に調査・監視する必要がある、と述べた。

3月11日に日本の東北地方を襲ったマグニチュード9の地震と津波は、チェルノブイリ原発事故以来の史上最悪の原発事故を日本にもたらした。又、この事故により、(1945年に)広島に投下された原爆の200倍以上の威力に相当する放射性物質が放出されるに至っている。
「WHO総会で日本代表『福島原発事故で癌や白血病は発生しない。死者は1人も出ていないし治療を必要としている人もいない。』」
AFP/Romandie.com(5月17日): フランスねこのNews Watching

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