カテゴリー: 放射線

終わりなき人体汚染 ~ チェルノブイリ原発事故から10年~ 概略メモ

チェルノブイリ原発事故から10年
新しい放射能汚染の姿が見え始めている
放射能が人体になにを引き起こすのかその実態の解明は
まだ始まったばかり




ロシア保健省 
放射線生物物理学科研究所の内部文書
「事故処理員の後遺症と将来予測」(1995年)
1986年の事故2年間に従事した原発作業員を8年間追跡調査したもの。

心臓病、精神神経障害、癌が多発(一般の3倍)
4人に一人はすでに労働不能状態に陥り、
30代の人はまるで50代のような体になっていると結論づけた。
将来予測によると、その事故処理員たちは、
14年後の2000年には100%の人が仕事ができなくなり、
寿命は44,5歳になるだろうと報告している。

キエフ脳神経外科研究所
重い精神症状に悩む事故処理員500人以上について検査と治療を続けていた。
その結果、事故処理員たちの脳に異変が起きていることがあきらかになった。
(例:話をすることができないー自分ではちゃんと話をしてるつもりだが支離滅裂)
精神異常のある事故処理員の173人の患者の脳には全員 100% 異常が発見された。
脳の血液の流れだけではなく、神経細胞の働きまでもが低下している。
脳には、神経細胞の死滅、萎縮が認められた。
ラットに内部被曝させて実験した結果、神経細胞が死滅することがわかった。
血液に運ばれた放射線が脳の神経細胞を破壊すると考えられる。

ポレーシア地方ゼルジンスク村に初めて検診車がやってきた
汚染が低い土地だったので、検診は後回しとなり10年目でやっと検診することになった。
しかし、意外な結果がわかった。
ゼルジンスク村の人々の被曝は最も汚染の高い地域と変わらず高かった
土が原因ではないかと考えられている。
粘土分の少ない粒子の荒い泥炭は、植物に急速に吸収されやすい。
ゼルジンスク村の土は 1,068Bq/kg だが、牧草は 土の15倍 15,544 Bq/kg となっていた。

牧草→牛→牛乳→人間に凝縮

ベラルーシ国立土壌研究所のグループは、人体への影響という視点から見たとき
放射能汚染地図が大きく書き換えられることになると警告している。

広告