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『内部被曝の脅威 – 原爆から劣化ウラン弾まで』

*バタクタ書いたので、あとで 修正しました。

この本を読んで、内部被ばくの怖ろしさに驚愕し絶望的だと思った。
もう人類はにっちもさっちもいかないところまできてしまって、
原子エネルギーの依存から逃れることもできずに
遺伝子レベルの損傷を受け続けていくしかないのだろうかと。

どんなに被害者が出ても平気な国に未来の希望など無い。

でも、最後まで読んでいくにしたがってその捉え方に変化が起きた。
自分の置かれた状況を知り、内部被ばくの脅威を多くの人達と共有すること、
認識することが先決であるという目的がわかったからだった。

とりあえず内部被ばくがどれほど怖ろしいか、
世界中を循環しているという現実を知ること。
ちょっと遠い場所で自分には関係無いと思うのは幻想であるということ。

内容はとても濃く広範囲の問題点について述べられており、
自分の立ち位置がわかってくる一冊だと思う。
一度読んだけれど、あとでもう一度読んで消化したい。

低線量被ばくによる細胞膜を突き破るペトカウ効果は、
低線量の被ばくを受け続けることが脅威となる。
同じく、低線量の被ばくによる細胞が大損傷に至るバイスタンダード効果
放射性毒性と化学毒性が組み合わさって相乗的な突然変異を起こす
カクテル効果

被ばくの症状には、例えば免疫力の低下という点だけを取り上げても
病名を特定することなどできないことは、誰にでも想像できるでしょう。

これらの、原発推進を阻む要素になりそうな知識や研究結果などを
広げまいと阻止してきた ICRP(国際防護放射線委員会)の存在。
広島原爆での単なる調査をして研究材料にしていたアメリカのABCC。
まるで悪魔だ。

劣化ウランによる被ばくが認められていない現状があった。
日本では今、早急を要する原発問題に焦点が当てられているけど
劣化ウランの脅威についても、その被害状況を
もっと多くの人とシェアしあって情報共有していかなければならない。

これからも、自分たちの生活の一部として、
世界中が怖ろしい原発エネルギーを止めて無くす努力をするまで
目を離してはいけない問題だったのでした。
そうでないと、その脅威を知らない核を有する国が使ってしまう危険がある。
それは刻々と迫っている。

ひとりが黙れば人類の死期が迫る

内容が相当ハードなので、気力が無いと読み進められませんが、オススメ!

4480062416

以下もう少し詳しい感想&資料抜粋メモ
—————————————-

途中、あまりのむごい事実に何度も先を読めずにとまっていた。
衝撃だったのは、わたしたち人類すべてが
被ばくの危機にあえいでいたという事実を突きつけられたことだった。

多少に関わらずすでに核実験や原発から被ばくしていたという事実。
さらにこれからも被ばくしていくという事実。
もうこれ以上被ばくしたくないと主張しなければ黙って被ばくさせられる。
(主張しても被ばくさせられるともいえるけど
主張しないとたぶんもっと拡張していく)

福島原発事故で、効率的に住民を避難させることもできず、
とんでもない暫定的数値の食品が流通される中、
内部被曝の脅威に晒されていることを知っている人の存在は、
だいぶ広がっただろうと思う。
でも、まだまだ少ない。
被ばくの実態を知ることが一般常識になるまで、
何度も情報をシェアしていかなければならない。
この問題にかこつけて問題を複雑化させ
経済優先のために出てくる輩は無視に限る。
どんな問題でも感情優先で動くわからずやな迷惑モノはいるのだから。

この本を読むと、そんな日本でも、情報の共有化においては
世界の中ではまだ恵まれている方だと知って愕然とした。
アメリカが最大の被ばく国であり、その住人は知らされていない!
イラクでの劣化ウラン問題。その住民たちもきちんと知らされていない。
イギリスやフランスやドイツでのチェルノブイリ被害は知ったけど、
その地の再処理工場の被ばくが深刻だったことも住民は知らなかった。

広島・長崎原爆の被爆者についての認識が
この日本国内においてさえ広がっていなかった。

原爆が落とされたときのことは、本などから知ってたけれど、
被爆者のその後の病状や、
国内での被爆者認定問題についても知らなかった。
ぶらぶら病やその後その街に入った人たちも被ばくしていたことも知らなかった。
被爆国なのに、その現状を知らされてなかったことを知った。
いや、こういう命に関わる大切なことなのに…
この状況は わざと情報遮断されてたとしか思えない。

まだ、このような訴訟が行われているのだ。
しかも敗訴。

被爆体験者全面敗訴、手帳交付認めず

長崎原爆で被爆者と認められていない被爆体験者395人が国と長崎県、長崎市を相手取り、被爆者健康手帳の交付申請却下処分の取り消しなどを求めた訴訟の判決が25日、長崎地裁であった。井田宏裁判長は「原告らを被爆者と認めることはできず、却下処分に違法性はない」と述べ、原告の訴えを全て退けた。被爆体験者の被爆者認定を巡る司法判断は初めて。現行の被爆地域指定についても合理性を認めた。原告側は控訴する。

国は被爆者援護法に基づく被爆地域を爆心地から南北約12キロ、東西約7キロと定めている。原爆投下時、12キロ圏内にいた原告らが、同法1条3号で被爆者としている「放射能の影響を受けるような事情にあった者」(3号被爆者)にあたるかどうかが争点となった。

判決は3号被爆者と認められるためには、放射線で健康被害を生じる可能性があったことについて、「高度の蓋然性を証明することが必要」と指摘。そのうえで、当時下痢などの急性症状が出たとする原告側の主張について、「戦時下で多くの国民に見られた症状で、放射線以外の可能性が高い」として退けた。

(2012年6月26日 読売新聞)

自然放射線は人体に問題無いという政府の見解について、
肥田先生は、自然放射線量が高い地域での住人について
調査されていないということを指摘している。

もう政府はわたしたちが知っていくことを止めることはできない。
そのためのインターネット時代がきたと理解したい。
インターネットが本当に世界を変えるかもしれない。
この情報共有を阻止されないよう祈る。

—- 以下 資料メモとして抜粋したもの
(あまりにもありすぎて まとまりがつかず途中までしか書き出さなかった) —

ペトカウの実験

アブラハム・ペトカウは一九七二年、マニトバにある
カナダ原子力委員のホワイトシェル研究所で
全くの偶然から、ノーベル賞に匹敵する次のような大発見をした。
即ち、「液体の中に置かれた細胞は、高線量放射線による頻回の
反復放射よりも、低線量放射線を長時間、放射することによって
容易に細胞膜を破壊することができる」ことを実験で確かめたのである。

「長時間、低線量放射線を照射する方が、高線量放射線を瞬間放射するより
たやすく細胞膜を破壊する」」ことが、確かな根拠を持って証明されたのである。これが、これまでの考えを180度転換させた「ペトカウ効果」と呼ばれる学説である。

他 推薦資料:内部被曝-ペトカウ効果と遺伝疾患: 院長の独り言 http://onodekita.sblo.jp/article/55660384.html

歪められる低線量放射線の危険度

スイスの化学者、ラルフ・グロイブは1994年の著書
“The Petran Effect” の「科学の陰謀と操作」の項に、
「科学者は低線量放射線の危険度を評価するのに、
それぞれが異なる線量評価曲線の採用を議論するが、科学的な論点よりもむしろ、経済的、軍事的な面で激しく争われる。」と書き、
パグウォッシュ会議議長でノーベル平和賞受賞者ジョーゼフ・ロートブラット(ワルシャワ生。英国の物理学者)が1991年に雑誌「原子力科学」六月号、七月号に書いた論文を紹介している。

低線量放射線の評価は、二つ以上の有力な勢力の干渉によって左右される。
それは、それぞれの理論に依存し、異なるデータが使用されるからである。
不幸なことだが、それは学問的な相違よりも、危険度を算定する基準の選択に膨大な経費が関係し、強力な外界の利害関係がそれを左右する。その最もよい実例はBEIR報告Ⅲである。

BEIR委員会とは合衆国国立アカデミー・国立諮問委員会のことである。
1972年のBEIR報告Iは大衆の放射線防護のための手引書として
広く受けいれられた(ABCCの広島・長崎の被ばく者調査を使用)。
1976年に政府は原爆工場や原発で頻発する事故に対応するため、BEIR委員会に新しい報告の作成を求めた。
委員会はピッツバーグ大学環境・疫学科のラドフォード教授の下で、1979年にBEIR報告Ⅲを刊行した。

ところが、政府は、22人の委員のうち17人が賛成したBEIR報告書Ⅲを撤回し、なんの説明もないまま全てを回収し、反対した5人の委員を指名して、
癌の危険に関する章の改定を命じ、1980年に修正したBEIR報告Ⅲを発表した。
修正されたのは低線量放射線による発癌の危険度で、
回収された報告の数字が大きく引き下げられていた

最初の報告は癌の発生が10万対167~501人になる直線が採用されたが、最終報告では10万対77~226人の二次曲線が採用されていた。
原子力開発を進めていくために全人類が被るであろう 被ばくの犠牲者はこのようにして正当化されたのである。

乳癌死亡増加の原因の隠蔽

1950~89年の40年間にアメリカの婦人(白人)の
乳癌死亡者が二倍になったことが発表された。
その原因の究明を世論から要請された政府は、
膨大な統計資料を駆使した調査報告書を作成し、
乳癌の増加は「戦後の石油産業、化学産業などの発展による
大気と水の汚染など、文明の進展に伴うやむを得ない現象」と説明した。
統計学者のJ・M・グールドは報告に使われた統計に不審を抱き、
全米3053郡(州の下の行政組織で日本の群に同じ)が保有する
40年間の乳癌死亡者を全てコンピュータに入力し、
増加した群と横ばい並びに減少した群を分類、調査した。
その結果、1319の群が増加し、1734の群が横ばい、
または減少しており、乳癌死亡者には明らかに地域差のあることが判明した。

グールドはコンピュータを駆使して、増加している1319群に共通する
増加要因を探求し、それが群の所在地と原子炉の距離に相関していることを発見した。
即ち、原子炉から100マイル以内にある群では乳癌死亡者数が明らかに増加し、以遠にある群では横ばい、または減少していたのである。
乳癌死亡者数の地域差を左右していたのは、軍用、民間用を問わず、
全米に散在する多数の各種原子炉から排出される低線量放射線だったのである。
1996年にグールドはこの調査結果をニューヨークの「四つの壁と八つの窓(Four Wals Eight Windows)」という小さな出版社から『内部の敵』という書名で出版した。
書名は、人間を体内からゆっくり破壊する低線量放射線という敵と、データを改ざんしてまでそれを隠蔽し続ける国内の敵を意味している。
)」

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『内部被曝の脅威 – 原爆から劣化ウラン弾まで』” への1件のフィードバック

  1. こういう情報をさんざん読んだあげく、EM菌などの微生物の効能を知り、本当にホッとしました。放射能を正しく怖がる事も大事ですが、それによるストレスを抱え込む事がいろいろな病気につながると思いますので、是非以下の比嘉教授のお話を聞いてみて下さい。

    1)http://www.youtube.com/watch?v=Sv7do6YsH0k&feature=related
    2)http://www.youtube.com/watch?v=z6XKJ4vrKSE&feature=relmfu
    3)http://www.youtube.com/watch?v=9faabIg1PtA&feature=relmfu
    4)http://www.youtube.com/watch?v=rh7hOKQDYBY&feature=relmfu
    5)http://www.youtube.com/watch?v=V1hmFF9OYmE&feature=relmfu
    6)http://www.youtube.com/watch?v=ECVSLbWjWfA&feature=relmfu
    7)http://www.youtube.com/watch?v=RbqCQZLiEt4&feature=relmfu

    さらに詳しい情報はこちらです。少し古いですが、お役立ち情報が沢山含まれています。

    1)http://www.youtube.com/watch?v=NOhNf98jsT0&feature=relmfu
    2)http://www.youtube.com/watch?v=WqCBQv2mfeA&feature=relmfu
    3)http://www.youtube.com/watch?v=eA2Eu0FUwNs&feature=relmfu
    4)http://www.youtube.com/watch?v=7H7VJqTgfD0&feature=relmfu
    5)http://www.youtube.com/watch?v=23XzJpJlC7A&feature=relmfu
    6)http://www.youtube.com/watch?v=vMaXm2mbP40&feature=relmfu
    7)http://www.youtube.com/watch?v=jUcuJvj-jRw&feature=relmfu
    8)http://www.youtube.com/watch?v=CVUGQ8YbEHQ&feature=relmfu
    9)http://www.youtube.com/watch?v=7PoSSHwf7OI&feature=relmfu
    10)http://www.youtube.com/watch?v=pXMaOO8sezw&feature=relmfu
    11)http://www.youtube.com/watch?v=GF3277wQl7c&feature=relmfu
    12)http://www.youtube.com/watch?v=hCTFuOlWBd8&feature=relmfu
    13)http://www.youtube.com/watch?v=QXerXKdZjk4&feature=relmfu
    14)http://www.youtube.com/watch?v=Ce-ljedaQK4&feature=relmfu
    15)http://www.youtube.com/watch?v=WHk-knlTY4Y&feature=relmfu
    16)http://www.youtube.com/watch?v=XX_i5ZYGcqs&feature=relmfu
    17)http://www.youtube.com/watch?v=80-3G7fLyHI&feature=relmfu
    18)http://www.youtube.com/watch?v=Ub7_-OAk2co&feature=relmfu

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