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2017年春のドラマ


『ひよっこ』(有村架純)
まだ終わってない。かなり久しぶりにおもしろい。
涙ぐむシーンじゃないはずなのにと思いつつ涙ぐんでしまう場面に結構出くわしてしまって慌てる。

・「ツバキ文具店」~鎌倉代書屋物語~ (多部未華子)
とても面白かったのに、最後が残念な感じだった。
元は小説なのだそう。母親に会ってほしかったな。
手紙の代書屋の奥深さにうっとりしました。
「こころを込める」ということを思い出させてくれるドラマ。
丁寧に描かれていて他に類のないドラマだと思う。
主題歌「コトノハ」もすてき。

” もっと母の話を聞きたい気もした。
でも、同じくらい聞きたくない気もした ” というシーン。
まさにわたしもそうだった。
その複雑な気持ちに振り回され悩まされてきたし今もそう。
やっぱりそういうものなんだと思ってほっとした。
聞きたくない気持ちは怖さでもある。
もうこれ以上傷つきたくない防衛本能でもある。

生きてるうちに知ったほうがいいのだろうか、
子どもの頃は話したくても話せず、
会いたくても会えなかったけど、大人になって探して見つけて、
今なら電話すれば会話ができる。
教えてくれるかもしれないのに、
このまま聞かずにいていいのだろうかと考えることもある。

どんな食べ物が好きなのか、どんな出来事にどう反応するのか、
いろんな考え方、言動、何も知らずにきている。

知りたいのに知ることができなかった時間の積み重ねは、
がんばってきた積み重ねでもある。
それが砕かれそうな気がして怖い。
知らずにすんだことだってあるだろう。

聞いても聞かなくてもどちらを選択しても、
取り返しのきかない結果に恐怖で身がすくむ。

引き離された年月の中、初めに心を預けた継母から受けたことで
心身とも憔悴し、人を信じることができなくなってしまっている。
ネガティブな反応に対する心の余裕はもう無い。

失われた年月はやはり取り戻すことなどできない。

もう そっとしていてほしい。

小学生のころ、母親がいないときに限って
母のことを絵に書けというような授業が苦しめたのと同じように、

今は 毎年「母の日」というお祭り騒ぎで世間が湧き上がる。
いい加減にしてほしいなぁ。

 

・「母になる」(沢尻エリカ)

こちらも面白かったけど不完全燃焼な後味だった。

以下は観たんだけど なんだかなだった。

・「ボク、運命の人です」(亀梨和也)
・「女囚セブン」(剛力彩芽)
・「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」(観月ありさ)
・『人は見た目が100%』(桐谷美玲)