神が塔を倒した話の由来について。
旧約聖書創世記とユダヤ古代誌由来があり、通説としてはブリューゲルの時代からユダヤ古代誌の方が選ばれているという。
遥か昔に映画や様々な場面で知っておかなければならないと思い、がんばって旧約新約聖書を1度読んだっきりの私は傲慢になったからだと解釈してた。
「ユダヤ古代誌」という存在も知らなかった。
そもそも旧約聖書創世記由来の解釈も傲慢ではなく集住しようとしたから神が怒ったという解釈なのだそう。
解釈1. 旧約聖書創世記由来
神の言葉「産めよ、増えよ、地に満ちよ。」
地に満ちる事なく、集住しようとしたことに神は怒った。(傲慢さに怒ったわけではない)
解釈2. ユダヤ古代誌由来
ノアのひ孫が先祖からのトラウマによる洪水に対抗する神への復讐仕様の建築。
ユダヤ古代誌: 西暦94〜95天地創造からユダヤ戦争の直前までの記述。新約聖書には出てこないエロリアンの娘がサロメだと書かれているもの。
山田さんのYouTubeで前にも出した話らしいけどそういえばサロメの事言ってたなぁくらいしか覚えていない。
バベルの塔の絵はその時代の建築技術がわかって面白いとの事。なるほど。
・螺旋型の由来
イスラム教のモスク「マルウィーヤ ミナレット」がモデルと言われている。
→山田さんの考察: ローマのコロッセオ。建築方式が同じ。
ここで勉強してきた画家たちがアントワープ出身でこぞってこうした絵を描いていた。コロッセオを教えに背いたソドムとゴモラに見立てた象徴としてコロッセオをどんどん高くした絵に描いた。
うわぁなるほどめちゃくちゃ説得力ある。
次回ブリューゲルのバベルの塔の凄さについて
【バベルの塔とは?】本当にあったの?神様が怒って壊した?なぜ?高くしすぎたから?ノアの方舟とも関係?そもそもどこに建っていた塔なの?【ブリューゲル1世】
あるインディアンの部族に、月に橋を掛ける時人類は滅亡する…みたいな話があったなぁ、と思い出した。バベルの塔となんとなく似てる。
追記: 次回についてもここに。
確かに小さな人が見えるなぁとは思ってたけどこんなに凄い絵だとは認識してませんでした。毎日眺めたくなる絵(夢のまた夢)
【超細密な大傑作!】虫メガネ必須級!?「バベルの塔」を細かく見ると掘削隊や鳶職人など建築関係者、なんと洗濯物まで描かれている??さらに遠くの街にも人が!?【バベルの塔・大バベル小バベル】